
4月10日、FWクヴィチャ・クワラツヘリアの鮮烈なゴールが光り、パリ・サンジェルマン(PSG)がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でアストン・ビラを3-1で下した。この勝利により、PSGは2シーズン連続となる準決勝進出に大きく前進した。
PSGのホーム、パルク・デ・プランスでの同試合では、35分にビラのFWモーガン・ロジャースが先制点を奪取。しかし、PSGはすぐさまMDデジレ・ドゥエの左足からの美しいカーブシュートで同点に追いついた。
そして49分、試合の主役となったクワラツヘリアが左サイドから切り込み、ビラのDFアクセル・ディザジを翻弄した後、鋭い角度からニアポストを射抜き逆転に成功。試合終了間際にはPSGのDFヌーノ・メンデスがFWウスマン・デンベレのスルーパスから冷静に3点目を決め、PSGに貴重な2点のリードをもたらした。
試合後のインタビューでクワラツヘリアは「この結果には満足しているが、まだ終わっていない。第2戦があるからね」とコメント。自身の鮮やかなゴールについては「正確には覚えていないけど、リプレイを見て確認する」と笑顔で語った。
ルイス・エンリケ監督率いるPSGは、CLの前ラウンドでリバプールを下した勢いそのままに(1-1、PK4-1)準決勝進出に向けて有利な立場を築いた。
一方、1982年以来のベスト4進出を目指すビラは、第2戦での大逆転を狙う。イギリスの王族ウィリアム皇太子とジョージ王子が観戦する中で先制したものの、最終的にはPSGの攻撃力に屈したビラ。第2戦はホームのバーミンガム(ヴィラ・パーク)で2点のアドバンテージのあるPSGに挑む。