気が付けば時刻は午後2時すぎ。サオ6m、仕掛けはフロロカーボンライン0.175号、ハリは忍ヤマメ4号、エサはキンパクからスタートした。

初期の定番である石裏をゆっくり探すがアタリなし。やはり一筋縄ではいかない。次に瀬脇、対岸のヨレと丹念に探っていくがアタリはない。

それでも根気良く探っていく。段々瀬に来た。流れ落ちの緩流帯を流すと、モゾモゾっとした小さなアタリを感知。すかさずアワせると、水中でアマゴがローリングする。良型の予感。引き抜きタモの中へ。サビの抜けたきれいな20cm級のヒレピンアマゴだ。写真を撮ってリリース。

長良川での渓流釣りで20cm級「ヒレピン」アマゴ2桁釣果に満足(岐阜)美しいアマゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

本日も魚はその場で全てリリースする。初期のアマゴは食べても身がパサついているし、平均して小さいのでリリースして再会を期待したい。

良型中心で満足

この後は段々瀬でいい感じにアタリが出た。型も良く20cm級ばかりなので顔がほころぶ。段々瀬で5匹ほど釣り、次は流れ込み。この流れ込みは頭にテトラが沈んでいたのでパス。

テトラが切れた所に深みがあったので、ここだろうと探るとドンピシャ。小ぶりも交じったがアタリが連発。アタリは小さいがハリ掛かりしてから暴れるので楽しい。ここでも5匹ほど釣れた。

長良川での渓流釣りで20cm級「ヒレピン」アマゴ2桁釣果に満足(岐阜)段々瀬が狙い目(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

この後も釣り上がるが浅場ではアタリがなく、釣れたのは少し水深がある瀬脇や流れ込みのヒラキだった。

時計を見ると午後4時すぎ。暗くなる前に納竿とした。アタリは渋いがようやく郡上アマゴが動きだした感じがした。恐らく次の出水で支流域は最盛期に入りそうだ。本流は、上流部の高鷲にまだたくさんの雪があるので、釣れだすのは4月に入ってからだと思う。今後に期待したい。

 

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>