
J1リーグで17位と苦しんでいるFC東京。早くも一部から松橋力蔵監督の解任を求める声が上がる一方で、ホームゲームの観客動員力でライバルクラブの東京ヴェルディに負けているようだ。
Jリーグの公式記録によると、FC東京は第9節終了時点でホームゲーム4試合を消化。すべて味の素スタジアム開催だが、1試合平均の観客数は24,451人であり、J1で7番目の多さに。ただ、前年平均の比較ではマイナス8,774人と、J1でワーストだ。
一方、東京Vも第9節終了時点でホームゲーム4試合を消化。国立競技場開催の1試合も含まれているが、1試合平均の観客数は29,242人であり、J1で3位。前年平均の比較でもプラス8,266人と、J1でトップである。
4月2日に味の素スタジアムで開催された東京ダービーでは、ホームチームの東京VがアウェイのFC東京と勝ち点1を分け合う結果になったが、観客動員数では東京Vが圧勝。ネット上では、国立開催の影響を指摘する声が上がる一方で、FC東京の現状に対する否定的な意見も相次いでいる。
なお、2クラブと同じく東京都内にホームスタジアムを構える町田ゼルビアは、ここまで4試合の開催で1試合平均の観客数が10,431人と18位。前年平均の比較ではマイナス7,179人と、FC東京に次いで2番目に大きな下げ幅となっている。