
プレミアリーグのアーセナルに所属するFWブカヨ・サカが、4月9日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝対レアル・マドリードとのファーストレグを控えた記者会見で、自身の去就に関する憶測に初めて言及した。
2023年夏にアーセナルで4年契約を結び直したばかりのサカだが、契約満了は2027年夏に迫っており、クラブ側は既にサカ陣営との間で契約延長に向けた正式な協議を予定していると報じられている。
将来を懸念するファンの声に対し、サカは「このエンブレムをつけて勝ちたい。それは明らかだ」と語り、アーセナルへの忠誠心を強調した。さらに「ファンがどれだけ自分を愛してくれているか分かっているし、自分も彼らを愛している。良い関係を築けているし、本当に幸せだ。ただ勝ちたいだけだ」と述べ、現在のクラブに強い愛着を抱いていることを明言した。
昨2024年12月にハムストリングを負傷し長期離脱していたサカは、今月復帰を果たし、4月2日に行われたリーグのフラム戦(2-1)では得点を記録。5日のエバートン戦(1-1)でも後半から途中出場しており、CL準々決勝での先発復帰に期待がかかる。アーセナルのミケル・アルテタ監督も「彼は良い状態にある」とコメントし、先発の可能性を示唆した。
今2024/25シーズンのサカは、すべての公式戦で計26試合に出場し、10得点14アシストと高い貢献度を誇る。かつては左サイドバックや中盤でも起用されていたが、正確なセットプレーと鋭いカットインを武器に、現在では右ウイングの主力として定着している。