■通算400勝の大記録
王氏が速さを絶賛した金田氏は1950年に享栄商業高校(現・享栄高)を中退し、国鉄スワローズに入団。14年連続20勝含む通算400勝は、今後破られ可能性がかなり低い大記録だ。
また、通算4,490奪三振も、不滅の大記録といわれる。金田氏が現役時代はスピードガンが存在していなかったため、正確な球速は不明だが、並の投手が達成できる通算記録ではないだけに、かなり速いスピードが出ていたものと思われる。
金田氏は1965年に国鉄から読売ジャイアンツに移籍。王氏、長嶋茂雄氏とともにプレーし、トレーニング理論や体調管理の方法など、多大な影響を与えたといわれている。