
日本代表MF守田英正が所属するポルトガル1部の強豪スポルティングCPのスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュが、欧州を中心に多くのクラブから注目を集めている。
今2024/25シーズンすでに公式戦で43得点を記録し、昨2023/24シーズンの成績に並んでおり、リーグ優勝とカップ戦の二冠を狙うクラブにおいて中心的な役割を担っているギェケレシュには、プレミアリーグのアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドをはじめとする複数クラブから関心が寄せられている。
ポルトガル紙『コレイオ・ダ・マニャ』は、アーセナルのスポーツディレクターであるアンドレア・ベルタ氏がクラブのビジョンを提示し、ギェケレシュがそれに同意してロンドン行きに「イエス」を出したと報じた。一方で、サウジアラビアのアル・カディシーヤも獲得レースへの参戦を準備しており、高額なオファーによって本人の意思を翻させようとしているとされる。
移籍金については、ポルトガル紙『ジョルナウ・デ・ノティシアス』が、スポルティングとギェケレシュの間で、契約解除金1億ユーロ(約161億2,065万円)よりも低い、6,500万〜7,500万ユーロ( 約104億7,842万〜 約120億3,786万円)での放出を認める合意があると報じた。これはギェケレシュがクラブに1年長く残留したことへの敬意を反映したものであるようだ。
そのほか、ノッティンガム・フォレストとニューカッスル・ユナイテッドに関する報道もあるが、前者については選手側が移籍の意思を示しておらず、後者に関してもFWアレクサンデル・イサクが在籍している限り加入はないという立場を取っている。
ギェケレシュは周囲の注目に動じず、移籍についての発言も控えており、現在はスポルティングでのシーズン終了までの戦いに集中しているという。タイトル獲得を目指し、個人の記録以上にクラブへの貢献を重視している姿勢が、各メディアによって報じられている。