スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属のU20日本代表DF小杉啓太には、かつて日本代表DF毎熊晟矢所属のオランダ1部AZアルクマール、FW上田綺世擁するフェイエノールトなど複数クラブからの関心が報じられていたが、Jリーグ移籍や欧州でステップアップ移籍の可能性があるという。
スウェーデンメディア『fotbolldirekt』は4月4日、スウェーデン紙『aftonbladet』の報道内容を引用する形で「今後数週間以内の試合で、スウェーデン国外の複数クラブがスカウトする予定だ」とリポート。これにくわえて、ドイツ、オランダ、ベルギー、日本、韓国国内クラブからの関心を報じるとともに、一部のクラブが移籍金として5000万～6000万スウェーデンクローナ（約7.3～8.8億円）を用意している可能性もあわせて報道。ただ、同選手の獲得に動く可能性のあるクラブの名前は上げていない。
一方でスウェーデン紙『aftonbladet』は4日、小杉が2024/25シーズン終了後に移籍する可能性を伝えつつも、ユールゴーデンが同選手の売却に消極的である現状も報道。同クラブのスポーツディレクターは2025年1月、スウェーデンメディア『fotbollskanalen』のインタビューで「彼は2025年もユールゴーデンでプレーする」などと、日本人サイドバックの残留を強調していた。
現在19歳の小杉は、2024年3月に湘南ベルマーレの下部組織からユールゴーデンへ移籍。同年9月以降はリーグ戦全試合でスタメン出場のほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ7試合でフル出場するなど、左サイドバックのレギュラーに定着している。
なお、小杉とユールゴーデンの契約は2027年12月まで。欧州でプレーを続ける可能性が高いとみられるが、どのJリーグクラブが同選手の獲得に興味を示しているのか気になるところだ。
