億万長者の超常現象研究家が高次元の存在について言及している。エイリアンは宇宙の彼方からやって来るのではなく、我々のすぐそばの別次元から頻繁にやって来ているという――。

■ポータルを通して“異次元”の力が働いている

 キャトルミューティレーションで有名な「スキンウォーカー牧場」のオーナーになるなど、そのキャリアを通じて長らく超常現象研究に精力的に取り組んできたロバート・ビゲロー氏は2017年のCBSのインタビューで、人類の歴史を通じて常にエイリアンが存在していることを「絶対的に確信している」と述べている。

 その後、超常現象系メディア「Mystery Wire」のインタビューでこの話題の続きが語られた。

 インタビュアーのジョージ・ナップ氏はビゲロー氏に、UFOに対する好奇心がなぜ湧いたのか、ボブ・ラザー氏の話が世に出た後の1990年代からだったのかと尋ねた。

 ビゲロー氏は、その頃自分はすでにUFO研究に熱中しており、世界中のUFOの目撃情報を調べて、それが実際何なのか理解しようとしていたという。

エイリアンはすでに地球にいる!?億万長者ロバート・ビゲローが語る“異次元”からの侵入者
(画像=ロバート・ビゲロー氏 画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

ビゲロー氏はスキンウォーカー牧場のような超常現象のホットスポットで、ポータルを通して「異次元」の力が働いているのだと説明する。そしてUFOやエイリアンをはじめとする超常現象はこの異次元のポータルから出現することを示唆している。

 ビゲロー氏によればエイリアンはすでに地球上にいるので、人々はエイリアンを探すために遠くまで行く必要はないということだ。

 1996年、ビゲロー氏らのチームはスキンウォーカー牧場の調査を本格的に開始し、最初の1年間は何も異常は起きなかったが、その後、UFO、幽霊のような光、謎の生物など、牧場で起きた奇妙な出来事が観測されている。

 ビゲロー氏は体外離脱体験についても語っている。体外離脱体験とは、人が肉体を離れたように感じ、別の視点から物事を見たり聞いたりできる状況である。ビゲロー氏は特別な訓練中に体外離脱体験をした空軍将校からこのことを知ったという。

 その特殊訓練では「G-LOC」と呼ばれる回転する装置に乗り込んだ者に約7~7.5Gの負荷がかけられる。失神してもおかしくないGなのだが、乗り込んだ者は極力意識を保つことが求められるのだ。

 将校はこの訓練で幽体離脱を経験したことがあると明かした。12回のセッションを終えた後、彼は「G-LOC」のカプセルから出ると、自分が体内ではなくその少し上に浮いていることに気づいたという。自分の肉体が外に出て廊下を歩いているのを上から見下ろし、隣接する部屋の中の人々が何をしているのかがわかり、通常は聞こえないはずの会話が聞こえたのだった。これは人為的に引き起こされた幽体離脱体験ということになる。

エイリアンはすでに地球にいる!?億万長者ロバート・ビゲローが語る“異次元”からの侵入者
(画像=Image by ansumansimu2017 from Pixabay,『TOCANA』より 引用)

 将校は幽体離脱を続け、廊下を通って執務室に向かい、壁を通り抜け、天井近くでホバリングし、自分の体がドアを開けたり、ありふれた行動をしているのを上から見下ろして観察した。彼の身体が机の椅子に座った時に幽体離脱の経験は終わり、次の瞬間、彼の意識は椅子の上の肉体の中に戻ったという。

 はたして意識は肉体から離れることができるのだろうか。こうした謎に挑むためにビゲロー氏は2020年6月に「ビゲロー意識研究協会(BICS)」を立ち上げ、死後の世界の研究に本格的に取り組んでいる。超常現象を語る時、我々は意識の問題にまで踏み込んで議論する必要があるということだ。

 我々が異次元の存在に出会う日はやってくるのか。ビゲロー氏の研究が今後どのような成果をあげることになるのか引き続き注目していきたい。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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