「車の運転には性格が表われる」といいますが、それは「駐車」についても当てはまるかもしれません。たとえば駐車をする際、「車をどこにどう止めるか」 を細かく気にする人もいれば、ほとんど気にしない人もいるでしょう。

スペースの限られた駐車場では、「もうちょっとそっちに寄せてくれればいいのに」など、考え方の違いがモヤモヤにつながることも。

今回は、「駐車に対する気遣い」をめぐって、さまざまな人たちの考えや体験談を紹介します。

目次
大きなボディが邪魔にならないように…

大きなボディが邪魔にならないように…

「訪日外国人は駐車場見てたまげるらしいよ」駐車は枠の真ん中にまっすぐキッチリ停めたい?枠内に収まっていればOK?
(画像=『MOBY』より 引用)

近年では車のボディサイズが大きくなっており、「どれだけ気をつけても駐車枠いっぱいになってしまう」というケースも少なくありません。大きめの車に乗っているドライバーたちは、どのような点に配慮しているのでしょうか。

「幅が1850mmくらいの車に乗っているので、なるべく駐車列の端っこを探すようにしています。片側が通路だったり、柱だったりすれば、そちら側に寄せればスペースができるので。いい場所が見つからないときは、申し訳ないと思いつつ、軽や小さめの車の隣に止めるようにしています。

全長も5000mm近いので、駐車枠をはみ出してしまうことがあり、止める場所に気をつけないと出る車の邪魔になっちゃうことがあるんですよ。出口側に止めると隣が出るときに切り返さなきゃいけない、といった位置は避けるようにしていますね」(40代男性)

このように、「自分の車が邪魔にならないように」という配慮がスムーズな駐車環境に貢献している面はあるでしょう。

またあるドライバーは、「高さ」の面で気をつけているポイントがあるといいます。

「ミニバンで視点が高いので、背の低い車が隣だと、自分が出るときに死角に入りやすいんですよね。反対に、相手が出るときも見にくくなっていると思うので、低い車の隣にはなるべく止めないようにしています」(30代女性)

ミニバンなど背の高い車が、駐車スペースから出る際に隣の車の鼻先に側面を巻き込んでしまう、という事故は少なくないようです。上のように、「あらかじめリスクを避ける行動」を心がけている方もいるようですね。

目次
どうしてそんな止め方になるんだ…

どうしてそんな止め方になるんだ…

「訪日外国人は駐車場見てたまげるらしいよ」駐車は枠の真ん中にまっすぐキッチリ停めたい?枠内に収まっていればOK?
(画像=©Stasiuk/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

上のように、自分自身が迷惑にならないよう配慮していても、「どうしてこんな止め方をしたんだ……」という車に悩まされることは少なくないでしょう。

片側に異常なほど寄っていたり、極端にナナメになっていたりと、「迷惑な止め方」はさまざまに考えられます。以下では、「こんな止め方は困る」というドライバーの声を紹介します。

「たまに輪留めまで下げない車がいて、駐車場の配置的に邪魔になっていることがあります。車高を下げた改造車が、マフラーを当てないように手前で止めたり。あとはミニバンがリアハッチを開けられるよう、壁ギリギリまで下げずに止めていたり。

狭い駐車場だと、鼻先がちょっと枠から出ているだけでも出にくくなったりするので、他の車の動線も考えてほしいと思いますね」(40代男性)

このように、駐車枠をはみ出している車によって、駐車場の出入りがしづらくなるケースは少なくないでしょう。

さらに、「トナラー」についてこんな意見が聞かれました。

「トナラーは別にいいんですけど、他にもスペースはあるのに隣に止めてきて、なおかつ車のサイズが大きい、みたいな状況は困りますね。ドアを開けるのに苦労するレベルで寄っていると、『どういう神経してるの?』と思ってしまいます」(50代男性)

空いているなかでわざわざ隣に止め、しかもやたらと寄っているというのは、ほとんど嫌がらせに近い行為に映るでしょう。

目次
気を遣いすぎるのも考えもの?

気を遣いすぎるのも考えもの?

「訪日外国人は駐車場見てたまげるらしいよ」駐車は枠の真ん中にまっすぐキッチリ停めたい?枠内に収まっていればOK?
(画像=©xiaosan/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

車の止め方をあまり気にしない人に対し、いつも車をまっすぐに止めようとする人は、「周囲に迷惑をかけてはいけない」という気持ちが強いのだと考えられます。しかし一方で、周囲に気を遣いすぎるがあまり、家族から「面倒くさい」と思われてしまうケースもあるようです。

「うちの夫はかなり神経質で、左右の間隔が少しでもズレていると真ん中になるまで切り返すんですよね。『気にしすぎでしょ』とは思いつつ、それは本人の勝手なので、口には出さないんですけど……。

私が運転するときにも、『ちゃんとまっすぐになっていない』と、やり直すよういってくるんです。『ちゃんと両側空いてるし、大丈夫でしょ』といっても、『何かあったとき、こっちのせいにされる』と聞く耳をもちません。

毎回ダメ出しをされるのもイヤですし、今はもう、夫がいるときに運転することはほとんどなくなりました」(40代女性)

駐車場で「どの程度きっちり止めればよいか」という基準には個人差があり、家族との感覚のズレがストレスの元になることもあるでしょう。

お互いがそれぞれの感覚を許容できればよいですが、そうでなければ「気にする側がいつも対処する」といった落としどころを見つけるしかなさそうですね。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

【関連記事】
【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて