
プレミアリーグ優勝に向けて快走するリバプールだが、水面下ではスカッドの再編が静かに進んでいる。注目されているのは、MFハーベイ・エリオットや日本代表MF遠藤航、MFコナー・ブラッドリーの評価と将来、そしてベテラン選手たちの契約問題だ。
4月5日に公開されたリバプール専門サイト『Anfield Index』のポッドキャスト『Media Matters』では、番組ホストのデイヴ・デイビス氏とジャーナリストのデイビッド・リンチ氏が、移籍の噂や契約交渉の行方を含めた現状を掘り下げた。
遠藤は2023年夏にサプライズ的にリバプールに加入したが、今2024/25シーズンはクラブ内でのポジションは確立できていない。リンチ氏は「状況が変わるとは思わない」と語り、シーズン終盤の活躍がアルネ・スロット監督体制に影響を与える可能性も低いとの見解を示した。
同様にエリオットも「しばらく前からオファーに対する門戸は開かれていた」とされ、今シーズンはほとんど出場できていないことが構想外を裏付けている。
一方で、ブラッドリーに対する評価は明らかに異なる。DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの離脱により、出場のチャンスは目前に迫っており、クラブ内部ではすでに「彼がスタメンになれるかどうかの判断は済んでいる」との見方がある。次節(4月6日)フラム戦での起用が期待されている。
また、リンチ氏は「この終盤戦でどれだけ良いパフォーマンスを見せても、それが選手の去就に関するクラブの判断を変えることはない」と指摘した。