藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表MF藤田譲瑠チマには、チームが残留争いを繰り広げる中、ステップアップ移籍の可能性が報じられている。

 ベルギーメディア『Voetbal』は4月5日、藤田の去就を特集。「2025年3月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、2試合いずれも出番が無かった」と日本代表で出場機会が少ない現状を紹介した上で、「彼はW杯出場を望んでいる。ポジション争いのライバルは、MF遠藤航(リバプール)やMF守田英正(スポルティングCP)といったビッグネームだ」と綴っている。

 その上で、同メディアは「藤田は自身の将来について、野心的だが現実的でもある。プレミアリーグへの移籍は彼にとって究極の夢だが、まずはブンデスリーガなど他のヨーロッパのリーグでステップを踏むことになるかもしれない」と、STVVからステップアップ移籍の可能性を伝えている。

 また、藤田は自身の将来について「40歳まで現役を続けたい。35歳からは選手兼コーチとしてプレーするかもしれない」とコメント。指導者の道を意識していることを明かしたという。

 なお、藤田本人は2024年5月、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』のインタビューで「アーセナルのようなクラブでプレーすることが究極の夢であることに変わりはない」「最大の目標はプレミアリーグでプレーすること」などとコメント。プレミアリーグ挑戦への思いを明かしていた。

 森保ジャパンの一員としてW杯へ参戦することも目標に掲げているとみられるだけに、STVVが2部へ降格するとなれば、藤田の退団はほぼ確実と考えられる。