”パリ国立オペラ座バレエ学校デモンストレーション”。毎冬恒例、パリオペラ座学校の公開レッスン公演。最後に観たのは2017年。久しぶりに、学校生徒たちの頑張りを楽しむ。
午前中は、6、5、4年生のちっちゃい子組が中心で、合間に2年生のキャラクターダンスが入る。
6年生たちのかわいらしさときたら…。女の子1人、すっと目に入ってくる子がいる。立っているだけの華やかさとか、肩のラインや頭の位置、首の傾げ方など、持って生まれたアリュールってあるよね。男の子は4年生の一番チビちゃん、素晴らしい。名前知りたい。
午後は、3、2、1年生中心。これくらいになると、かなり淘汰されてきてレベルもまとまってくるのが分かる。
アダージョ男子、みんながんばれー。パリオペラ座バレエの男性ダンサーたち、アダージョのポルテのレベル、昔に比べるとかなり落ちていると思う。学校でしっかり学んでね。
前回もそうだったけど、学校レッスン公演で感慨深いのは、先生たち。
プラテル校長はもちろん、12人の先生中、11人がオペラ座上がりで、現役の時を死ぬほど観ていた世代。だーいすきだったヤンが担当する2年生男子は、レッスンよりヤンに視線奪われちゃうのは仕方ない。本当に素晴らしいダンサーだったな。
レヴェランス、プラテル校長を迎えに行くのは、彼女が可愛がっていたヤン。プラテル&ヤンの、ノイマイヤー”夏の夜の夢”を思い出して感慨にふける。
未来のオペラ座バレエダンサーたちの魅力を楽しみながら&有吉京子先生の”まいあ”を思い出しながら(フィオナみたいな子はどの学年にもいなかった(笑))、一日中パレ・ガルニエで過ごす日曜日。
フォアイエに飾られたツリー、今年は幻想的でとっても素敵。パリは、ノエル前の大喧騒で大賑わい。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2024年12月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。