
町田ゼルビアの黒田剛監督は、4月6日に明治安田J1リーグ第9節の川崎フロンターレ戦を控える中、一部メディアでパワーハラスメント(パワハラ)行為に及んだ可能性が報じられている。以前、金明輝氏(元町田コーチ、現アビスパ福岡監督)がサガン鳥栖時代のパワハラ行為で日本サッカー協会(JFA)から処分を受けていただけに、黒田監督に対する処分を求める声が上がっている。
光文社発行週刊誌『FLASH』のインターネットサイト『SmartFLASH』で4月6日に掲載された記事によると、黒田監督は2024年、当時のコーチやスタッフ等に叱責するなど、高圧的な態度を見せていたとのこと。休職に追い込まれたスタッフもいるなど、チーム内で指揮官の言動が話題になり、Jリーグが調査に動いているという。
この報道を受けて、ネット上では黒田監督に対する批判が相次いでいるほか、監督退任の可能性を指摘する声も。川崎との上位対決直前であるだけに、パワハラ報道が試合結果や内容に影響を与えるとの意見も湧き起こっている。
Jリーグでのパワハラ行為と言えば、鳥栖の下部組織監督時代の金氏が記憶に新しい。同氏は鳥栖の監督退任後、下部組織でのパワハラ行為が認定。JFAの定める規則に違反したとして、指導者ライセンスでS級からA級への降格処分、JFAの定める研修、社会奉仕活動を科されたが、2022年11月に町田のヘッドコーチとして現場復帰を果たしている。
この金氏現場復帰に対して、今もなお疑問に声があるだけに、一部では黒田監督をJリーグ界から永久追放するよう求めるコメントも散見されている。今後、JリーグやJFAがどのような声明を発表するのか、ファン・サポーター等の注目が集まる。