
スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属のU20日本代表DF小杉啓太に、ステップアップ移籍の可能性が再び浮上。同選手には以前、日本代表DF毎熊晟矢所属のオランダ1部AZアルクマール、FW上田綺世擁するフェイエノールトなど複数クラブからの関心が報じられていた。
スウェーデン紙『aftonbladet』は4月4日、小杉の去就について「彼は多くの関心を引きつけ続けている。これから数週間後に控える試合で、欧州主要リーグの複数クラブからスカウトされるようだ」とリポート。2024/25シーズン終了後に移籍の可能性を伝えるとともに、「2クラブが争奪戦を繰り広げれば、決して不可能な話ではない」としつつも、ユールゴーデンが同選手の売却の必要性に迫られていない現状も強調している。
現在19歳の小杉は、2024年3月に湘南ベルマーレの下部組織からユールゴーデンへ移籍。同年9月以降はリーグ戦全試合でスタメン出場のほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ7試合でフル出場するなど、左サイドバックのレギュラーに定着している。
小杉とユールゴーデンの契約は2027年12月まで残っているが、スウェーデンメディア『Djurgarden』が2024年12月末、AZやフェイエノールトからの関心、バイエル・レバークーゼンが移籍金600万ユーロ(約9億8800万円)のオファーを用意している可能性を報じていた。
なお、ユールゴーデンのスポーツディレクターは2025年1月時点で、小杉の放出の可能性を否定している。ただそれでも、日本国内では同選手のステップアップ移籍を期待する声が高まっている。