
今年2月からプレミアリーグのアストン・ビラに期限付き移籍中のFWマーカス・ラッシュフォードが、夏に所属元のマンチェスター・ユナイテッドを離れる見通しとなったようだ。
移籍市場に詳しい情報筋がUKメディア『Football Insider』に語った内容によれば、ビラのウナイ・エメリ監督の下で主力として起用されたラッシュフォードには、買い取りオプションが設定されており、複数クラブとの争奪戦が予想されている。
同メディアののポッドキャスト『Inside Track』に出演したイギリスのスポーツジャーナリスト、ピート・オルーク氏は「ラッシュフォードに復帰の道はない」と明言。ユナイテッドでのキャリア継続は事実上断たれたと見られている。
27歳のラッシュフォードは、ビラに移籍後3ゴール4アシストを記録し、トーマス・トゥヘル監督率いるイングランド代表にも復帰。ユナイテッドのルーベン・アモリム監督の下を離れた環境で、再び輝きを取り戻している。
ビラには4,000万ポンド(約76億4,041万円)の買い取りオプションがあり、ラッシュフォード獲得に最も近いとされているが、ラ・リーガのバルセロナやブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンも動向を注視していると、ビラの元スカウトのミック・ブラウン氏が証言。
ユナイテッド側は売却益を最大化する方針で、現在の週給35万ポンド(約6,760万円)の給与を5年分確保する条件を含めると、総額で1億3,000万ポンド(約252億2,415万円)が必要になると見積もられている。