上田綺世 写真:Getty Images

 オランダ1部のエールディビジで3位の座を争うフェイエノールトが、第28節でAZアルクマールとのアウェイ戦に挑む(日本時間4月5日23:30キックオフ)。攻撃力には安定感があるものの、失点の多さが依然として課題となっており、守備の再構築が求められている。

 そんな中で注目されるのが、フェイエノールト所属のFW上田綺世の復調だ。上田は日本代表として3月20日のFIFAワールドカップアジア最終予選のバーレーン代表戦(2-0)に先発出場し、86分に途中交代。22日に負傷が発表され、25日のサウジアラビア代表戦(0-0)を欠場した。

 フェイエノールトでも30日のゴー・アヘッド・イーグルス戦(3-2)では戦列を離れていたが、4月3日のフローニンゲン戦(4-1)では後半からおよそ30分間プレーし、ここ数日のトレーニングも順調に消化。ファン・ペルシ監督はアルクマール戦での先発を視野に入れており、先発復帰が目前に迫っている。

 また、3日のフローニンゲン戦では、DFトーマス・ベーレンが足首を痛めて途中交代。ペルシ監督はアルクマール戦の招集メンバーから彼を外し、代役としてDFゲルノト・トラウナーの起用が見込まれている。

 フェイエノールトは現在、第27節を終えて勝ち点53の3位。4位ユトレヒトは勝ち点52と僅差で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフ出場権をかけた熾烈な争いが続いている。5位アルクマールも勝ち点46でCLを狙える位置につけており、残り試合での結果が大きく順位に影響する見通し。今後の戦いから目が離せなそうだ。