
4月3日、FIFA(国際サッカー連盟)は最新のFIFAランキングを発表し、日本は15位を維持した。この順位は過去最高に並ぶものであり、今や世界の強豪との対戦が現実味を帯びる位置にいる。そんな中、ネット上では「FIFAランクで日本より上位の国と対戦するなら?」という話題が注目を集めた。
日本より上位の14か国の中で、とくに名前が多く見られたのはFIFAランク7位のポルトガルだ。これまで公式戦での対戦経験がなく、「縁がないまま終わってしまうのはもったいない」「FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)が代表にいるうちに見たい」といった声が相次いだ。「現時点の日本代表なら、十分対等に戦えそう」といった期待も寄せられ、対戦が熱望されている。
また、FIFAランク12位のモロッコも対戦を熱望する声が相次いだ。2022年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会での快進撃を受け、「堅守速攻の相手に日本がどう対応できるか見てみたい」という興味が寄せられている。招致の難しさから実現性を疑問視する声もありつつ、「W杯を見据えて戦うべき相手」としての評価は高い。
そのほか、イタリア(9位)、ベルギー(8位)、イングランド(4位)といった欧州の伝統国にも関心が集まった。「ここ最近あまり対戦していない」「本大会で負けたまま終わっている相手」として、リベンジを期待するコメントも。特にベルギーやクロアチア(11位)に対しては「苦手意識を払拭したい」との声が多い。
ネット上でのコメントからは、日本代表の現在地を見極めたいという現実的な視点と、サポーターの対戦カードへの夢が交錯していることが伺える。欧州クラブで活躍する日本人選手が増えた今こそ、これまで縁のなかった相手との対戦は、次なる成長の道標となるかもしれない。