
4月4日、テクノロジー企業のNSoft社が、イングランドとスコットランドの30のスタジアムを対象に、利便性やコストパフォーマンスなどを独自指標で評価したスタジアムランキングを発表した。規模やアクセス、飲食物の価格、Googleレビューなどを総合的に分析したもので、観戦体験全体に焦点を当てた内容となっている。
この調査で1位に選ばれたのは、リバプールの本拠地アンフィールドだ。収容人数61,276人、Googleレビュー4.7、最寄り駅からの距離20メートルという立地の良さに加え、ビール3.30ポンド(約624円)、パイ3.40ポンド(約643円)という手頃な価格が評価され、10点満点中8.85を獲得。敷地内駐車場は限られているものの、雰囲気の良さが全体スコアを押し上げたとみられる。
2位には、収容人数74,197人で今回の調査対象中最大規模を誇るマンチェスター・ユナイテッドのホーム、オールド・トラッフォードがランクイン。Googleレビューやアクセスの良さに加え、ビール3.00ポンド(約567円)、パイ4.20ポンド(約794円)という価格設定で、総合スコアは8.46だった。
3位はニューカッスル・ユナイテッドの本拠地セント・ジェームズ・パークで、中心地から200メートル以内という立地とGoogleレビュー4.6を背景に、スコアは6.80。ただし、4.90ポンド(約927円)のビールと専用駐車場の欠如がマイナス要素となった。
プレミアリーグ以外では、ブラックバーン・ローバーズ(イングランド2部)のイウッド・パークが最もコストパフォーマンスに優れたスタジアムと評価された。ビールとパイの合計が6.30ポンド(約1,192円)と最安だった。
アーセナルのエミレーツ・スタジアムは、ビール6.35ポンド(約1,201円)、パイ4.80ポンド(約908円)と飲食物の価格が全英で最も高額のようだ。