
元鹿島アントラーズ、浦和レッズ監督のオズワルド・オリヴェイラ氏が、5年以上にわたり現場から離れている中、監督業に対する自身の思いを述べている。
2019年9月にブラジル1部フルミネンセの指揮官を解任されて以降、無所属状態が続いているオリヴェイラ氏。ブラジル国内では監督業引退の噂が飛んでいるが、ブラジルメディア『ge』で4月はじめに掲載されたインタビュー記事によると、同氏は自身の進退についてこう語ったという。
「(監督業引退という情報は)違うし、事実ではない。私の電話が鳴らないのは、信じられないことだ。ピッチが恋しい。(テレビなどで)試合で見ている時、間違っていることを修正したいと思うことがあるんだ。監督になれば、まだたくさん良いことを実現することが可能だと証明できると思う。ゼネラルマネージャーやディレクターのような仕事はしたくない」
オリヴェイラ氏の発言を受けて、『ge』は「鹿島や浦和でタイトルを獲得しており、今でも日本サッカー界のアイドル的存在だ」と綴っているが、本人はJリーグ復帰の可能性に言及せず。現時点で日本からのオファーはないとみられる。
現在74歳のオリヴェイラ氏は、2007年から11年まで鹿島を指揮し、J1リーグ3連覇を達成。天皇杯も2度制するなど、鹿島に黄金期をもたらした。また、2018年4月から浦和を率いると、1年目に天皇杯を制覇。しかし、2019シーズンにJ1リーグで2桁順位に低迷すると、同年5月にクラブを去っている。