大分トリニータ サポーター 写真:Getty Images

 ブラジル人FWサムエルは、大分トリニータを2024シーズン限りで退団。ブラジル3部グアラニへ移籍したが、日本での経験に言及したほか、ガンバ大阪からグアラニへ完全移籍のMF髙橋隆大についてもコメントしている。

 サムエルは2022年から3シーズンにわたり大分に在籍。来日1年目にJ2リーグ戦で6ゴールを挙げたが、2023シーズンは1ゴールという結果に終わると、2024年1月中旬のトレーニングで右アキレス腱を断裂。2月に帰国すると、同シーズン中に復帰することはなかった。

 ブラジルメディア『ge』が4月4日に伝えたところによると、サムエルは大分時代の経験や現在の状態について、こう語ったという。

 「僕は2024年のプレシーズン中に大怪我をした。大分に在籍していた時は非常に難しかったよ。日本から帰国後、フィジカルの部分の変化による調整とリハビリにフォーカスした。このクラブにいる人々は、トレーニングでも日常生活でも僕のことをとても大事にしてくれる。今は体調もどんどん良くなっているし、このクラブでとても満足しているよ」

 また、チームメイトになった髙橋については「日本の友人からの電話で、彼がグアラニに加入したことを知った。文化が全然違うし、ブラジルの環境に慣れることが難しいと分かっていたから、できる限り良い方法で彼を歓迎しようとした。僕自身ちょっと日本語を学んだし、今度は彼にポルトガル語を教えようと思う」などと、日本人選手の全面サポートを誓っている。

 なお、高橋はG大阪ジュニアユースや静岡学園高校を経て、2023年にG大阪へ加入も、プロ1年目から奈良クラブへ期限付き移籍。2024シーズンはギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍し、J3リーグで14試合に出場していた。