アントニー 写真:Getty Images

 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は2日に行われたコパ・デル・レイ準決勝でバルセロナ(同1部)と対戦。スペイン代表FWフェラン・トーレスに決勝ゴールを許して0-1で敗れると、2戦合計4-5で敗退となった。

 UEFAチャンピオンズリーグベスト16でレアル・マドリード(スペイン1部)に敗れてから調子を落とし、ラ・リーガも首位のバルセロナから9ポイント差と優勝争いからも脱落となったアトレティコ。スペイン『fichajes』によれば、アトレティコは来季に向けてチームの再編を進めているという。

 今季の公式戦44試合で16ゴール7アシストの数字を残している元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの去就も不透明となっているなかで、アトレティコは攻撃面で競争力を高める選手を探している模様。そのなかで、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)からレアル・ベティス(スペイン1部)にレンタル移籍中のブラジル代表FWアントニーに白羽の矢を立てているという。

 2022年に高額な移籍金でユナイテッド入りしたアントニーだが、ピッチ外での問題もあり、金額に見合った活躍を披露できずに今年1月にベティスへ加入。スペインの地ではキレのあるドリブル突破などを武器にここまで公式戦12試合で4ゴール4アシストと輝きを取り戻しつつある。

 そのアントニーにはセリエAなど複数クラブからの注目を浴びているという。一方で、ユナイテッドは復調の兆しを見せているブラジル代表FWを売却を容認しており、移籍金4000万ポンド(約75億9000万円)を要求しているとのこと。選手本人は「決断するにはまだ早い」と来季の去就について語っていたなかで、来季はどのクラブでプレーするのだろうか。