
レアル・マドリード(スペイン1部)は1日に行われたコパ・デル・レイ準決勝でレアル・ソシエダ(同1部)と対戦。延長戦まで突入する激闘となったなかで、115分にドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが決勝点を記録して2戦合計5-4で決勝戦に勝ち進んだ。
まだ達成したことのない3冠の可能性を残しているなかで、マドリードでは守備面で大きな問題を抱えている。ブラジル代表DFエデル・ミリトンが長期離脱しているほか、大怪我からカムバックしたオーストリア代表DFダビド・アラバは上述したソシエダ戦で3失点に関与するなど、以前のようなパフォーマンスは披露できていない。
スペイン『OKディアリオ』によれば、マドリードは新たなセンターバックを探しており、バイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)でプレーするエクアドル代表DFピエロ・インカピエ(23)に注目しているという。クラブの上層部はプロジェクトにとって完璧な選手だと考えているようだ。
また、同選手は昨年12月下旬にレバークーゼンと2029年夏までの新契約にサイン。ただ、マドリードはカルロ・アンチェロッティ監督の後任としてレバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督の招へいに興味を持っているとされており、状況次第ではこの動きが加速しうるようだ。
危機管理能力と空中戦の強さ、ビルドアップ能力の高さを武器に今季もここまでブンデスリーガ25試合に出場して2ゴール2アシストを記録しているインカピエ。市場価値は5000万ユーロ(約80億4,000万円)と見積もられているなかで、どのような結末が待っているのだろうか。