黒潮の蛇行が志摩半島に近づき、ビンチョウ(ビンナガ)の釣果情報もにぎやかになってきた3月12日、急きょ三重県志摩市和具の船でトンジギに出かけた。当日は午前6時出船ということで、前日に現地入りし仮眠を取って翌日に備えた。
●三重県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)
志摩沖でトンジギ釣行
志摩沖のトンジギ釣行にでかけた。当日に用意したタックルは3セット。軟らかめのフルソリッドのベイトロッドと硬めのベイトロッド、あとスピニングロッドを持ち込んだ。
釣れているビンチョウは小トンと呼ばれる10kg未満が多く、軟らかめのベイトでも楽しもうと試みた。
釣り座はミヨシから3番目。周りの人とあいさつを交わし準備する。トンジギで釣果を上げるためには、周りとの協力体制も重要。
ヒットレンジを共有することで連鎖ヒットが期待できるし、オマツリが起きても気持ち良く釣りができる。そのためにも周りの人としっかりコミュニケーションを取りたい。
周囲の船でヒットコール
定刻の6時に出船、小1時間でポイントに着いた。周りにはざっと10隻以上の船が見え、期待も急上昇。スタンダードな重さの400gのジグからスタートすると、周りの船からはヒットコールが聞こえてくる。
期待値がさらに上がり、ジグをシャクる腕にもいらぬ力が入る。次々と周りからヒットコールが聞こえてくると、肩まで力が入る。朝イチヒットは誰だ?と周りを見るが誰のサオも曲がらない。船長を含め、段々と焦りの表情がうかがえるようになってきた。
さらに風も強くなるばかりで、早いことお土産はキープしておきたい。2流しほどした時、ようやくトモでヒット。140m付近でヒットしたとのことで、みんなで連鎖ヒットを狙うが誰一人サオは曲がらなかった。
