
明治安田J1リーグ第8節の東京ヴェルディ対FC東京が、4月2日に味の素スタジアムで開催。中国人審判員の傅明氏がJリーグ主審デビューを飾ったが、東京Vの城福浩監督は同氏のジャッジを評価していないようだ。
東京Vは2-1とリードで迎えた89分、自陣右サイドからペナルティエリアへクロスを放り込まれると、ファーサイドに入ってきたDFエンリケ・トレヴィザンのヘディングシュートからゴールネットを揺らされた。
城福監督は試合後のフラッシュインタビューで、「正直ジャッジのところは、色々僕らは思うところありますけど、僕の立場では言えないので。勝ち点3をとれなかったのが、すごく悔しいです」とコメント。傅明主審のジャッジに不満を抱いたシーンについて、具体的な言及は避けている。
ただ、YouTubeでインターネット動画配信サービス『DAZN』の試合中継から城福監督のインタビューのみを切り取った動画が公開されると、東京V指揮官が異議を唱えたシーンについて、トレヴィザンの同点ゴールの前にオフサイドの反則があった可能性を指摘したとのコメントが散見されている。
城福監督によるジャッジへの抗議と言えば、2024年11月30日開催のJ1第37節・川崎フロンターレ戦が記憶に新しい。この試合では山下良美氏が主審を担当していたが、同監督は試合終了間際のゴールキック判定に対して猛抗議。山下主審からイエローカードを提示されたものの、それでも怒りをあらわにしていた。