操り人形のサンチェス首相 ESPAÑA, SANCHEZ, PRESIDENTE MENTIROSO.25-01-2024.

嘘つきサンチェス首相

自らが首相で居続けるために国や国民を犠牲にしても構わないという姿勢を持った人物。それがスペインのサンチェス首相である。また言ったことを後になって覆すことも平気でやる人物だ。これが彼のマキャヴェリズムである。

例えば、以下がその具体例だ。

選挙前に「(極左政党)ポデーモスとは連立した政権はつくらない」と言っておきながら最終的には同党と連立政権を成立させた。 カタルーニャで独立の為の「違法住民投票を実施した州の閣僚らの赦免はしない」と言いておきながら最終的には赦免した。 テロリスト政党「ビルドゥとは関係を結ばない」と約束しておきながら最後は協定を結んだ。 カタルーニャ独立の為の違法住民投票の推進者プッチェモン元州知事はスペインで裁かれることを拒否してベルギーに逃亡。その彼を「絶対に恩赦しない」と言っておきまがら、今では恩赦する方向に動いている。

彼の自らの発言を覆した理由はただひとつ。首相のポストに居座るためである。更にそれを以下に詳しく説明して行きたい。

独立派政党とテロリスタ政党のお陰で首相になった

今年7月の総選挙の開票結果、与党と野党第1の国民党がそれぞれ首班指名を得るのに4議席の票がたらなかった。獲得した議席数で一番多かった国民党のフェイホー党首が首班指名に臨んだ。しかし、過半数の賛成票を得ることができなかった。そこで今度は暫定首相だったサンチェス氏が臨んだ。過半数の議席を獲得。首相として継続することが決まった。

この両者の唯一の違いは、後者は独立派政党4党と元テロリスタ政党ビルドゥからの支持を得て過半数の票を獲得したからである。首相のポストを維持する為には国家の統一を妨げようとする独立派政党や800人を殺害したスペインのテロリスタの政党から支持票を得るように彼らに有益となる交換条件を提示して彼は交渉したのである。

道徳的にそれは許される行為ではない。しかし、政権を維持し続ける為にはスペイン国民さえ犠牲にすることを厭わない。それが現在のスペインの首相なのである。