
鹿島アントラーズは3月29日開催の明治安田J1リーグ第7節で、2024シーズンのJ1覇者であるヴィッセル神戸に勝利。試合後、名良橋晃氏が古巣を称えるとともに、日本代表の森保一監督に鹿島所属2選手の招集を推奨している。
鹿島OBの名良橋晃氏とフリーアナウンサーの原大悟氏によるYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」では、3月31日に鹿島対神戸の回顧動画が公開。名良橋氏は「強い鹿島が帰って来たなと。1-0だが、スコア以上に神戸に何もさせなかった」などと、鬼木達監督のもとでの戦いぶりを絶賛している。
また、名良橋晃氏は神戸戦の内容や出場選手のパフォーマンスを振り返るなか、クリーンシートを達成したGK早川友基を元スイス代表GKヤン・ゾマー(インテル)に例えると、「代表に入ってほしいな。『森保監督、(早川を)代表にどうですか?』というぐらい(良い)」と、鹿島の正守護神を日本代表候補に推薦している。
くわえて同氏は、「(サイドバックで)濃野公人がクローズアップされるじゃないですか。やっぱり安西は、攻撃で本当に気が利く。現代型のサイドバックというイメージ。中でも作れるし、ゲームメイクもできるようになってきて、守備の対人も強いので、ぜひ代表にお勧めしたい」と、左サイドバックでスタメン出場のDF安西幸輝も、日本代表候補として評価。ただ一方で、FW鈴木優磨が日本代表に招集される可能性には言及しなかった。
なお、2025年3月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表に招集されたJリーガーはGK谷晃生、DF中山雄太(いずれも町田ゼルビア)、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、DF高井幸大(川崎フロンターレ)、DF長友佑都(FC東京)の5名。海外組が大半を占めているとはいえ、GK陣の構成は3名中2名が国内組であるだけに、早川には代表招集のチャンスが十分ありそうだ。