
日本代表FW古橋亨梧は、2025年1月にスコットランド1部セルティックからスタッド・レンヌへ完全移籍したが、半年でレンヌを退団する可能性が浮上。森保一監督の代理人との関係性や、セルティック復帰の可能性を現地メディアが報じている。
英メディア『フットボール・インサイダー』は3月31日に「セルティックは条件付きで古橋の再獲得に向けて準備」とリポート。日本代表ストライカーがセルティックへ復帰するための条件として、「断れないほどの好条件の契約が成立した場合」と綴っているほか、「前田大然がこの夏に移籍するかもしれない。その場合、セルティックはストライカーを獲得する必要があり、古橋が候補に入るかもしれない」と、元チームメイトと入れ替わる可能性も報じた。
また、英メディア『セルティック・スター』は3月中旬、古橋のレンヌ移籍について特集。「古橋のエージェント業務も務める森保監督の代理人が、W杯でプレーするという夢を叶えるには、欧州5大リーグへの移籍が必要だと、古橋本人に思い込ませた」と、移籍の過程で森保監督の代理人が関与している可能性を伝えたほか、「古橋は2025年1月に30歳になったため、2024/25シーズンが(欧州5大リーグ挑戦の)ラストチャンスになる可能性が高いと認識。2024年夏の時点でセルティックに移籍を要請し、セルティックは1月の移籍期間の終了前に渋々認めた」としている。
古橋はレンヌと2027年6月までの複数年契約を結んでいるが、リーグ戦で5試合の出場にとどまっており、3月30日のアンジェ戦でも後半アディショナルタイムから途中出場と、プレー時間を確保できていない。
3月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表に招集された古橋。W杯出場を見据える中で欧州5大リーグへの挑戦を決断したとみられるが、新天地での構想外扱いが報じられているだけに、再び所属クラブを変える可能性は十分考えられる。ただセルティックへ復帰する場合は、今後の代表キャリアに影響が出るかもしれない。