野党第一党の候補者を排除したトルコも大統領選挙の第一回投票でトップだった極右の候補を排除したルーマニアも、ベネズエラもそうだし、韓国は特に酷い。そして日本の裏金問題だって形式犯であって不正な資金のやりとりを含まないことを考慮すれば、政治生命を奪うようなことでは本来ない。

司法の恣意的な独走で、立候補制限をかけて民意から選択を奪っての選挙が正統性をもつのかどうか、民主主義体制の根本を揺るがす問題であり、先に米国のバンス副大統領が提起したように、民主主義という政体の正統性の危機をもたらしかねない。

とはいえ、民主主義にはルール遵守も必要であるから、バランスの良い結果が得られるように、議論を進めた方が良いように思う。