
ブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘンの日本代表DF伊藤洋輝が、右足中足骨の骨折を再発し、無期限での離脱を強いられることが3月30日に発表された。
伊藤は29日のザンクト・パウリ戦(3-2)で途中出場したが、負傷により最後までプレーできず。バイエルンは交代枠をすでに使い切っていたため、終盤を1人少ない状態ながらも逃げきった。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でインテルとの対戦(4月9日、17日)を控えているバイエルンでは、この数日間でDFアルフォンソ・デイビスとDFダヨ・ウパメカノも代表戦中に膝を負傷して離脱が発表されたばかりで、短期間に3人の守備選手を失う非常事態となってしまった。
今2024/25シーズンにシュトゥットガルトから加入した伊藤はプレシーズンの試合で同じ箇所を負傷し、11月の復帰時にも再発。その後、手術を経て2月に復帰し、ブンデスリーガで6試合1ゴール、CLで2試合に出場していた。
クラブのスポーツ部門責任者であるマックス・エーベル氏は、「何ヶ月もリハビリに取り組んできた彼が再び長期離脱となるのは想像を絶する苦しみだ」と述べ、クラブとして全面的に支援する姿勢を示した。
バイエルンはブンデスリーガの第27節終了時点で首位につけている。また、インテルとのCL準々決勝は第1戦が4月9日にホームで、続く第2戦が17日にミラノで行われる予定となっている。