「法律に関係する士業なのに、法律のことを書かなくてもよいの?」と思われるかもしれませんが、法律の情報だけのニュースレターでは読まれません。
士業となるとどうしても法律で役に立ちたい、あるいは法律的に何か役に立たないといけないと思いがちですが、これでは読んでもらうことができません。今、あなたは士業として経営をしているので、法律に関することには興味があるでしょう。しかし、普通の人は法律のことを毎月読みたいかといえば、そこまでの欲求はないのです。
ここでハッキリといいましょう。経営に関係することでない限り、士業にとっては興味深くとも一般の経営者にとっては法律情報や裁判事例などは面白くないのです。面白くなければ読みません。読まなければ、毎月届いたとしても封を開けずにゴミ箱行きです。このような悪いスパイラルにはまると、ニュースレターからは反響がなくなり結果として、仕事の紹介もないのです。
個人的なことをもっと伝えよう
「重要な情報だから読んでほしい」そう思っても、あなたのクライアントでさえ「本当に重要なことは電話してくるだろう」と考えています。そもそも法律に明るくないからこそ士業に仕事を依頼するわけなので、法律の情報を送っても反響は取れないのです。
では、どのような内容が手応えを感じられるかといえば、前述のとおり法律のことだけではなく、あなたのことや職員の日常などを書いてほしいのです。「そんなことで仕事の紹介は増えるの?」と思われるかもしれませんが、まず法律で役に立とうと思っても読まれないという事実を認めましょう。
そして、ニュースレターの目的は「法律で役に立つ」ことだけではなく、「もっとお客様に好かれること」です。結局のところ、好かれないと仕事は来ません。そして好かれるためにはあなたの個人的な情報をもっと公開し、共通点を見つけ出してもらう必要があります。そのために個人的な情報を出す必要があるのです。