首都ストックホルムから電車で約4時間。

Tomteland(サンタランド)は、スウェーデン・ダーラナ地方を代表する観光地Mora(ムーラ)郊外の森の中にあります。サンタランドという名前からして冬限定なイメージがしませんか?!

しかし、ここは4月のイースター期間、6月中旬~8月中旬の夏休み期間中は毎日オープンしているのです。結論から言うと、ここはアトラクションも派手なパレードも一切なく、私たち日本人が思い描くテーマパークとは異なります。

それでも実際行ってみたら大人でもまた行きたくなる不思議な場所でした!人里離れた静かな森にあるのに、海外からも沢山の観光客が訪れるこのトムテランド。その魅力は何なのでしょうか。

目次

  1. 魅力1. 手つかずの自然の中で大人もファンタジーを体験できる
  2. 魅力2. リアルなトムテや妖精トロールたちの家
  3. 魅力3. トムテだけではない!個性的な23のキャラクターたち
  4. 魅力4. 季節ごとに違った楽しみ方が出来るプログラム
  5. 魅力5. 限定グッズも豊富!ミュージアムショップ
  6. 最後に
【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

魅力1. 手つかずの自然の中で大人もファンタジーを体験できる

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

1984年にオープンしたトムテランド。40年に渡り、スウェーデン・ダーラナ地方を代表する子供から大人まで楽しめる観光スポットとして親しまれています。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=<Foto by Land of fairytales Tomteland i Mora, Sverige>、『たびこふれ』より引用)

広大な森の中に、妖精トロールたちの家があるTrollrike、ドラゴンがいるDrakland、アスレチック公園のSkugglandetなど6つのエリアがあり、まるでトムテランド全体が立体的な絵本のよう。敷地内にはレストランもあるので全て回るには1日かかると思った方が良いでしょう。

森の中を歩いていると物語のキャラクター達が歩いていたり、馬車とすれ違ったりと、テーマパークと言うよりは本当にサンタの村に遊びに来ているような気分に。

風で揺れる木々さえも何かのメッセージに思えてしまったのは、自分の中に想像力が宿ってしまったからでしょうか。

魅力2. リアルなトムテや妖精トロールたちの家

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

トムテランドに来たからには訪れたいトムテの家。温もりのあるダイニングルームを進んでいくと、奥にはトムテの仕事部屋が。彼に会うことは出来るのでしょうか?!

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

ここには世界中の子供達から届いた手紙が、送られてきた国ごとに大切に保管されてあります。天井には何か鮮やかなものが飾られてあって...。

よく見てみると大量のおしゃぶり!どうやら 世界中の子供達から成長の証として届いた大量のおしゃぶりを一つ一つ天井に大事に飾る空間でもあるようです。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

ご覧ください、トムテのダイニングルーム。素敵なテーブルセッティングですね。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

ここはトムテの寝室。ちょうど歩き疲れていたので寝そべってみたくなりましたが我慢我慢!残念ながら今回はトムテが不在で会えませんでしたが、運が良ければ会うことが出来るうえ、一緒に写真を撮ることも可能です。

サンタの部屋とは対照的な妖精・トロールたちの家

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

Trollrikeエリアにあるのが森の妖精・トロール一家の家。温もりのあるトムテの家とは対照的で、暗く寒く埃だらけのお宅です。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)
【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

これはトロール家のキッチンでしょうか??トムテランドのHPには、「トロールは昆虫や馬の糞を好む...」と書いてありましたが、ご心配なく。ただ煙が出てるだけで異臭などはしませんでした(笑)。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

トロール家の三つ子も寝ています。蜘蛛の巣が張っていたりなんだか気の毒ですが、どんな夢をみているのでしょうか。

魅力3. トムテだけではない!個性的な23のキャラクターたち

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=<Foto by Land of fairytales Tomteland i Mora, Sverige>、『たびこふれ』より引用)

トムテランドにはトムテだけではなく、様々な個性豊かなキャラクターに会えるのも魅力。それを演じるキャストの演技力が素晴らしく、訪問客の心を掴みます!

事前にキャラクターをチェックしておけば、シアターがより楽しめると思います。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=<Foto by Land of fairytales Tomteland i Mora, Sverige>、『たびこふれ』より引用)

全キャラクターが仲間というわけではなく、敵であったり味方であったり、自然や動物を支配し権力を得ようとする悪者も。森の中で繰り広げられる迫力あるステージでは「動物、自然、人間の共存」と「仲間と助け合うことの大切さ」をメッセージとして伝えます。

魅力4. 季節ごとに違った楽しみ方が出来るプログラム

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

春にはイースター、夏にはマジックサマー、秋にはハロウィン、冬にはクリスマスと季節ごとに違うテーマのミュージカルやアクティビティを開催。

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=<Foto by Land of fairytales Tomteland i Mora, Sverige>、『たびこふれ』より引用)

夏は白夜でなかなか沈まない太陽の下、ミュージカルやパフォーマンスを楽しみながら森の中で思い切り遊び、冬は雪景色の中、クリスマスムード溢れる園内でトムテに会えることを目当てに...。季節ごとに違う景色の中、様々な楽しみ方が出来るのもトムテランドの醍醐味。

魅力5. 限定グッズも豊富!ミュージアムショップ

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

お土産コーナーも外せません!クリスマス時期だったせいか、見渡す限りトムテ、トムテ、そしてトムテ!これでもかというくらい、髭のぬいぐるみで溢れています。ここでしか買えない限定グッズも販売しているので お土産にも最適!

最後に

子供向けテーマパークだと思っていたトムテランド。気づいたら物語の中に引き込まれ、シアターで迫力ある戦いの場面では子供よりも夢中になっていました。そして、終日過ごすうちにトムテ(サンタ)が主役なのではなく自分もファンタジーの中の一員なんだと思うように。

今回訪れたのが日照時間が短い冬だったので、次は春か夏にも行ってみたくなる素敵な場所でした。

・写真提供 Land of fairytales Tomteland i Mora, Sverige

Tomteland

・住所:Gesundabergsvägen 80,792 90 Sollerön
・電話番号:(46)25028770
・営業時間:9:45~16:00
・営業日:2025年4/18‐23,6/14‐8/17,23,24,10/25,26,29,30,31,11/1,2,29,30,12/6,7,13,14,18-23,25-30,1/2-
6,10,11 ・定休日:2025年6月20と上記以外の日
・入場料:3歳~12歳 340kr, 13歳-64歳 430kr, 65歳以上 360kr
・公式サイト:Hem - Tomteland

※開園時間とプログラム詳細はHPをチェック

【スウェーデン】冬だけではなく春夏もオープン!大人もまた行きたくなるTomteland(サンタランド)の魅力
(画像=『たびこふれ』より引用)

【文・写真 KANAE.T/提供元・たびこふれ

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