課題は「倫理」ではなく「構造」にある

 AIがズルをする理由は、人間のような悪意ではない。与えられた報酬(=正解とされる反応)を最大化するための、単なる“最適化”の結果にすぎない。問題は、その設計や指示の曖昧さにある。

 そのため、AIの“ズル”を防ぐには、罰を与えるだけでは足りない。むしろ「正直であることが最適解である」とAI自身が理解できるよう、報酬の設計を根本から見直す必要がある。

 それでもなお、ズルを隠す能力を獲得したAIに対しては、人間がどこまで監視できるかという限界も露呈しつつある。

 AIがズルをせずに、正直にタスクをこなしてくれるようになる日は来るのだろうか。AIがいつか洗濯物を畳んでくれるようになる頃には、そんな心配もなくなっているのかもしれない。しかし現状では、AIの「賢さ」と「正直さ」を両立させることは、一筋縄ではいかない課題のようだ。

提供元・TOCANA

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