独週刊誌シュピーゲル誌(2025年03月15日)はコロナのパンデミックの欧州のホットストップとなったベルガモを現地取材したルポを掲載していた。コロナ感染で亡くなった家族関係者にインタビューしていた。家族は埋葬の場には立ち会えず、葬儀も15分から20分で終わり、直ぐに埋葬された。突然の親族の死に「準備もしていなかったトラウマに今なお苦しむ人が多い」(シュピーゲル誌)という。

ベルガモ市内で会社を経営するカルロ・ツォナト氏は「新型コロナウイルスは我々のライフスタイルを激変させるだろう」と述べていた。ベルガモにはローカル新聞があるが、新型肺炎で亡くなった市民の訃報欄が10頁にもなった(「”欧州の武漢”ベルガモを救え!!」2020年03月21日)。

ローマ教皇フランシスコは3月27日、誰もいないサンピエトロ広場で「主よ目を覚ましてください」という聖句を引用しながら新型コロナウイルスの感染の終息を祈った。イタリアで同日、969人が新型コロナで死去した。死者数では最も多い日だった。

国境、民族の壁を越えて広がり、世界で700万人以上が犠牲となったコロナパンデミックで人類は何を学んだろうか。世界の関心はその後、ウクライナ戦争、中東戦争に注がれていったが、コロナウイルスの発生源について今なお解明されていない。

ドイツの著名なウイルス学者クリスティアン・ドロステン教授(シャリテ・ベルリン医科大学ウイルス研究所所長)は南ドイツ新聞(SZ)とのインタビュー(2022年2月9日)で、「残念ながら、中国側は実験内容の全容を隠蔽している。また、米国の一部のウイルス研究者は武漢ウイルス研究所(WIV)の実験について知っていたが、その内容を積極的に明らかにすることを避けた」と指摘している。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年3月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。