山下良美氏 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第7節の京都サンガ対サンフレッチェ広島が3月29日、京都のホームであるサンガスタジアム by KYOCERAで開催。女性審判員の山下良美氏が主審を務めたが、MF佐藤響(京都)のプレーでノーハンドというジャッジを巡り、議論が白熱している。

 0-0で迎えた49分、広島は敵陣ペナルティエリア左からゴール前へ浮き球のクロスを供給。これにファーサイドからMF中野就斗が飛び込んできたが、佐藤が身体を入れて対応。その際、ボールは地面でバウンドし、佐藤の右手に当たっている。

 Xでは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から当該シーンを切り取った動画が拡散。佐藤のハンドをとらず、そのままプレーを続行させた山下主審のジャッジに対して、賛否含めて様々な意見が寄せられている。

 なお、ハンドに関する競技規則は2019,20年に改正。「手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした」「競技者の手や腕が肩の位置以上の高さにあった」場合に反則とする、という主旨の条文が新設されているほか、2021,22年の改正では「手や腕がボールに当たったとしても、競技者の手や腕にボールが触れた場合のすべてが、反則になるとは限らない」と改定。ハンドの反則が適用されるケースとして「手や腕で意図的にボールに触れる。たとえば、手や腕をボールに向かって動かす」などと定められている。

 「ボールが触れた場合のすべてが、反則になるとは限らない」という条文が盛り込まれているだけに、佐藤のプレーを巡っては、一概にハンドの反則が適応されるとは言えないとの見解も散見される。