
3月28日、2025明治安田J2リーグで現在2位のRB大宮アルディージャは、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(徳島県)で今月30日に開催される第7節徳島ヴォルティス(現7位)との試合を前に囲み取材を行った。
昨夏に徳島から完全移籍で加入したFWオリオラ・サンデーは、2019年に京都府の福知山成美高校国際コースの留学生として来日。潜在能力の高さを評価され、2022シーズンから徳島に入団した。翌シーズン8月にヴァンラーレ八戸(J3)への期限付き移籍も経験し、2024年7月から大宮に在籍している。
今シーズンは左大腿直筋の肉離れの影響で出遅れたが、第6節の水戸ホーリーホック戦では0-0と膠着するなか、サンデーが抜け出し相手GKとの1対1を冷静に沈めて先制点をマーク。そのほか、今月26日に行われたYBCルヴァンカップ1回戦のいわきFC戦でもプロ初となるヘディングで一時同点となるゴールをマークするなど、公式戦2試合連続ゴールを挙げ限られた時間の中でしっかりと結果を残している。連続得点について問われたサンデーは「3試合連続で点を取りたい気持ちもあります。自分のゴールも大事やけど、一番はチームが勝つことが大事やから頑張ります」と流暢な関西弁で答えた。
出場した直近2試合については「水戸戦は絶対に勝つと約束したし、2回負けない(2連敗しない)ということも監督と話しました。そこをイメージして自分は後半から入りました。先制点を決めてすごく嬉しかったし、いわき戦も(今まで)決めたことがないヘディングでのゴールを決めることが出来た。ガブリエルから良いボールが来ていたので、ゴールを信じて決めることが出来た。これからも得点を決められるように頑張ります」と語った。
古巣である徳島との対戦に向けては「自分の気持ちとしては楽しみな試合です。プロとして初めて所属したチームですし、色々教わったこともある。成長したところを見せたい。絶対に勝ちます。徳島では守備を教わった。まわり(チームメート)を上手く使うことも勉強した。もう徳島にはいないんやけど、直人くん(現サンフレッチェ広島DF新井直人)は色々アドバイスしてくれた」と徳島時代の学びが今に活きていると明かした。