アーク伝説と謎:歴史の彼方へ消えた秘宝の行方
聖書によれば、アークは紀元前13世紀ごろ、エジプトを脱出したイスラエルの民によって作られたとされる。モーセがシナイ山で神から授かった十戒の石板が納められ、エルサレム神殿の最も神聖な場所「至聖所」に安置されていたと考えられている。しかし、紀元前586年にバビロンがエルサレムを破壊した際、アークは歴史から忽然と姿を消してしまう。
その行方については諸説あり、中でも有名なのがエチオピア伝説だ。シバの女王とソロモン王の息子とされるメネリクがエルサレムからアークを持ち出し、エチオピアのアクスムにある教会(シオンの聖マリア教会)に今も保管されているという言い伝えである。第二次世界大戦中に、ある学者がその教会でアークを見たと主張したこともあったが、後にそれはレプリカであったことが判明している。
今回のCIA文書は、アークが中東のどこかに存在することを示唆している。それが真実なのか、それともリモートビューワーの見た幻影なのかは定かではない。しかし、超大国の諜報機関が「超能力」を用いてまでその行方を追っていたという事実は、アークが持つ歴史的・宗教的な重要性、そして人々を惹きつけてやまない神秘性を改めて物語っていると言えるだろう。
失われた聖櫃の謎は、今もなお私たちの好奇心を掻き立て続けているのだ。
文=青山蒼
提供元・TOCANA
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