■「花粉症」が生んだ絆に驚き

記者自身も花粉症に苦しむ身であり、張り紙の内容が他人事とは思えない。そこで今回は、話題の投稿をした「山岡酒店」に詳しい話を聞いてみることに。

取材の結果、オリジナルの張り紙が登場したのは2021年の春からで、二重線による「しかいません」表記が出現したのは今年からと判明。

花粉症に苦しむ店、張り紙に謎の修正が… 追記6文字の正体が「最高すぎる」と話題
(画像=『Sirabee』より引用)

投稿の経緯について、山岡酒店は「3月1日に例年のような内容で張り紙を用意したものの『花粉症でない店員はいないから、実際と少し違うね』と感じ、修正しようとなりまして、写真の内容に訂正して2日に貼り直し、店のXより投稿したところ…思いがけない反響があった次第です」と振り返る。

花粉症には相当苦しめられているようで、「今年はくしゃみ・鼻水のほか、喉にもしっかり影響がでている印象です」と、花粉症に苦しむ人々を代表するかの如きコメントも飛び出した。

しかしその後、「店頭の張り紙をご覧になった方々から、ねぎらいや励ましのお言葉をたびたび頂きまして、そのぶん気が楽に感じられます」「ツイッターでも応援してくださる方々が多く、思いがけず温かい人情に触れられた思いです」との補足が見られ、「花粉症」をきっかけに生まれる人同士の繋がりもあるのだな、と思わずホッコリしてしまう。