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私はやり方に納得できない仕事や、社会的に存在意義のない仕事をやるのが好きではありません。また、融通が効かない人や自己主張の強い人とも一緒に仕事をしたいと思いません。

サラリーマン時代には、自分のやりたくない仕事を好きでもない人たちと嫌々やることが珍しくありませんでした。今から考えれば、人生の無駄だったというしかありません。

嫌な仕事をやらなくて良いようにするには、自分が仕事を選べる立場になるしかありません。

組織から独立して自分で仕事を始めれば、仕事を選べます。「断る力」を持てるようになれば、好きな仕事だけに集中できます。

ただ現実には独立しても仕事を選んで断れる人はそれほど多くはありません。自分にしかできないスキルがあって、断っても充分な収入が得られなければ、せっかくオファーがあった仕事を断る事ができないのです。

自分が仕事や仕事相手を選べる立場になれないとしたら、もう1つの方法は仕事自体をやめてしまうことです。

資産運用によってお金に稼いでもらう仕組みを作れば、自分が働く必要はなくなります。

ただ、投資の中でも株式や暗号資産のような値動きの激しい投資対象は長期的な資産形成には向きません。想定外の相場変動で資産を減らしてしまう人は少なく無いのです。

しかし、安定した賃料収入が得られる不動産投資のような投資であれば、給与収入と同じように毎月のキャッシュフローが得られます。

不動産投資に必要なのは、物件購入のための投資資金です。国内の都心部にある賃貸利回りは4%程度ですから、1億円の投資資金があれば、年間約400万円の賃貸収入を得ることができます(ただし借入して購入すると元利返済が必要になります)。

これだけの安定収入が確保できれば、後は好きな仕事だけして、収入の足しにすればイヤなことをやらなくてすみます。

注意しなければならないのは、不動産投資もやり方を間違えると取り返しのつかない結果になることです。「カボチャの馬車」を覚えている人もいるかもしれません。