高井幸大 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属の日本代表DF高井幸大は、3月25日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のサウジアラビア戦でスタメン出場。安定感抜群のパフォーマンスを評価を得ているが、同選手のプレーは海外でも話題になっているという。

 有望株を発掘する海外スカウトサイト『SCOUTED』は27日深夜、公式Xアカウントで「日本対サウジアラビアを観戦した」とポスト。印象に残った選手として高井の名前を挙げると、パリ五輪の舞台でも活躍したセンターバックについてこう評している。

 「彼を形容する言葉は“堅実”だ。彼自身を際立たせるような派手なスキルはないが、この年齢のセンターバックとしては、あらゆる面で信頼できるレベルにある。それが彼の強みだ」

 以前から欧州移籍の可能性が取りざたされており、海外スカウトサイトから関心を寄せられている高井。アーセナル所属DF冨安健洋に匹敵する逸材として評価されている有望株の去就を巡っては、2024年12月には名門ユベントスからの関心が報じられると、2025年1月にはトルコ1部トラブゾンスポル移籍の可能性を現地メディアが報道。2025シーズン開幕前の海外挑戦は実現しなかったが、サウジアラビア戦でのパフォーマンスを継続すれば、同シーズン途中で欧州移籍のチャンスが巡って来るかもしれない。

 なお、『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』が3月上旬に公表したデータによると、高井はJリーガーの市場価値ランキングで3位に。340万ユーロ(約5億5000万円)と評価されているだけに、川崎としては同選手を海外クラブへ放出する際、相応の移籍金を手に入れたいところだ。