
今季からアルネ・スロット監督が率いているリバプール(イングランド1部)は、プレミアリーグでは2位のアーセナル(同1部)に12ポイント差をつけて首位を快走。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16で姿を消し、カラバオカップ決勝戦でもニューカッスル・ユナイテッド(同1部)に敗れた。
そんなリバプールだが、現在は主力選手の契約延長問題で戦々恐々となっている状況。エジプト代表FWモハメド・サラーとオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの契約満了が迫っているなかで、下部組織から育った生え抜きのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドはフリーで移籍するとの見方が強まっている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏などの有力記者が一斉にアレクサンダー=アーノルドのレアル・マドリード(スペイン1部)への移籍が近づいていると報じていたなかで、イギリス『サン』によれば、リバプールはその後釜としてユベントスのイタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾに注目しているという。
イタリア代表として13キャップを刻むカンビアーゾは、今季も豊富な運動量を生かした守備範囲の広さや高水準な両足のキック精度を武器にここまでのセリエA25試合に出場して2ゴール2アシストを記録。今冬にはマンチェスター・シティ(イングランド1部)からのオファーがあったものの、最終的に残留していた。
その一方で、ユベントスは今季から指揮を取っていたチアゴ・モッタ監督を成績不振に伴い今月23日に解任。補償金として1500万ユーロ(約24億4000万円)を支払う必要があることに加えて、財務目標を達成するために6月末までに資金を調達しなければいけないことから同選手の売却に踏み切る可能性もあるようだ。