マリオ・ヒラ 写真:Getty Images

 昨季は前人未到のプレミアリーグ4連覇を達成したマンチェスター・シティ(イングランド1部)だが、今季は苦戦。スペイン代表MFロドリゴ・エルナンデスの長期離脱も響いて現在のプレミアリーグではチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外となる5位に位置している。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今冬にウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・フサノフやブラジル人DFビトール・レイスを補強したシティは、ラツィオ(イタリア1部)に所属するスペイン代表DFマリオ・ヒラ(24)の獲得に興味を持っているという。

 レアル・マドリード(スペイン1部)でプロキャリアをスタートさせたヒラは、2022年夏にラツィオへ完全移籍。対人守備の強さやビルドアップ能力の高さを武器に今季はここまでセリエA25試合に出場して1ゴールを記録している。

 先日にはバルセロナ(スペイン1部)のDFパウ・クバルシが負傷離脱したことを受けて、スペイン代表にも初選出されたヒラ。今季の活躍を受けて、古巣のマドリードやバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)、インテル(イタリア1部)など複数クラブからの注目を浴びているという。

 その一方で、シティは今冬にリーベル・プレートからU-23アルゼンチン代表MFクラウディオ・エチェベリが正式加入。シティは同選手に出場機会を与えるためにレンタルでの放出を検討しており、移籍金5000万ユーロ(約81億5,000万円)が必要なヒラの獲得に向けて交渉に盛り込む可能性もあるようだ。