
2025明治安田J1リーグで現在14位(3月27日時点)につける東京ヴェルディは25日、ヴェルディグラウンド(東京都)でのトレーニング後に囲み取材を行った。
この日のトレーニングでひと際目立っていたのが、今シーズン東京Vへの完全移籍を果たし背番号「10」を背負っているFW木村勇大だ。恵まれた体格を活かしたポストプレーでタメを作れるほか、多少無理な体勢でもフィニッシュまで持っていける強引さを武器に、昨シーズンは自身初の10ゴールを挙げて見事にブレイク。無論、今シーズンは対戦相手からのマークが厳しくなっており、ここまで(第6節終了時点)J1リーグ5試合1ゴールと少し苦しんでいる印象だ。
この現状について問われた木村は、「確かに昨年より相手からのマークは厳しくなっています。特に今年の開幕戦(対清水エスパルス)は苦しみました。少しずつ自分のコンディションも上がってきているのでそこは心配していないですし、チームとしてもシュートを何本も打つ試合が作れていないので、いかにシュート本数を増やせるか。『入らないかな?』という所で多少強引にでも打つ。パスかシュートか五分五分の選択肢でシュートを選択することで本数を増やすしかないと思います。後はこぼれ球を詰めるとかゴール前で事故が起きた時の反応、ボックス内での嗅覚とか、準備に集中力を上げないとダメだと思います」とコメントした。
また、昨季以上の活躍を果たすために必要なことを問われると「それを超えるバージョンアップをしていかないといけない。去年は頭で決めたりワンタッチでのゴールが少なかった。主にミドルシュートや持ち込んでのシュートなど、ツータッチでの得点が多かったので、やっぱり点を取るストライカーはワンタッチでのゴールが多いと思います。得点パターンを増やすことが今年はすごく大事だと思っています」と更なるバージョンアップに意欲を示した。