イスラエルと「ハマス」の間で1月19日、停戦が合意されたが、ここにきて再び戦闘が始まった。イスラエル側がハマスが停戦の合意を違反したとして、ガザ地区のハマス拠点への大規模な空爆を再開した。現地からの外電によると、イスラエル軍は今月19日、パレスチナ自治区で新たな地上作戦を開始したという。
ハマスは武器を放棄し、生き残った人質を解放することを拒否しているという。一人のデモ参観者は「ハマスにとって解決策が権力放棄につながるとしても、住民を守るためならなぜ権力を放棄しないのか」と語っている。
米国のウィトコフ中東担当特使によると、ハマスが実現不可能な要求を突き付けるなど、停戦延長交渉は難航している。ハマスの出方は分からないだけに、ラマダン明けのパレスチナ情勢は不透明だ。
なお、「ハマス」側の発表によれば、これまでに50,000人以上が死亡したという。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年3月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。