干支は、何千年という長い「過去」を整理・分析してそれを蓋然(がいぜん)性の上で吟味し、人生社会を考察する上での一つの規準として発達してきたものです。それは実に活学と言えるもので、我々の運命、社運、国運をより良きものにするための予知学の一種とも言えるものなのです。人間は常に先を慮(おもんばか)り、反省をし、警戒をし、そして起こるかもしれない事象に備えることが大事だと思います。この意味において干支は大きな役割を果たしてくれると信じています。読者の皆様の御役に立てれば幸甚です。また小生何分浅学非才の故、多くの誤りがあろうかと思いますが、御宥恕(ゆうじょ)いただきたく御願い申し上げます。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2025年2月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。