権田修一 写真:Getty Images

 2024シーズン限りで清水エスパルスを退団したGK権田修一は、日本代表復帰を目標に掲げるなか、海外移籍を模索。オーストリア2部カップフェンベルガーSV、U20日本代表DF小杉啓太擁するスウェーデン1部ユールゴーデンIFへの練習参加が報じられたが、このうちユールゴーデン移籍の可能性は消滅したとみられる。

 スウェーデン紙『Aftonbladet』は、権田がユールゴーデンのトレーニングに参加していることを報道。GK1名が長期離脱を余儀なくされているチーム状況もあり、同クラブの指揮官は「いくつかの選択肢があるが、権田はその選択肢のひとつ」と日本人守護神を獲得する可能性があることを認めていた。

 しかし、ユールゴーデンスウェーデンの移籍期間最終日である25日、ボスニアヘルツェゴビナ1部FKボラツ・バニャ・ルカからGKフィリプ・マノイロヴィッチを獲得したと公式発表。2017/18シーズンにヘタフェでMF柴崎岳(現鹿島アントラーズ)とチームメイトだった元セルビア代表守護神を迎え入れたことにより、権田の獲得を見送ったとみられる。

 現在36歳の権田は、2024年12月15日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、「日本代表でもう一度ワールドカップに行きたい」などと、海外挑戦を決断した理由を語ったほか、2025年1月19日放送のスポーツ番組『すぽると!』(フジテレビ系)出演時には、イタリア移籍を最優先に考えているほか、ドイツも希望の行き先であることを明かしていた。

 ただ、現時点でイタリア、ドイツ国内クラブでプレーする可能性は報じられていない。また、3月中旬にはカップフェンベルガーSVのトレーニングに参加したが、25日時点で正式契約の公式発表はない。