
日本代表招集歴のあるMF満田誠は2025年2月、サンフレッチェ広島からガンバ大阪へ期限付き移籍。直近のJ1リーグ戦2試合続けてスタメン出場するなど、新天地で早速存在感を発揮するなか、元チームメイトのFW加藤陸次樹らに移籍の裏側を明かしている。
加藤陸次樹の双子の兄である加藤威吹樹は、3月26日に自身のYouTubeチャンネル『加藤ツインズ』を更新。双子兄弟と満田による鼎談の様子がアップされているが、満田は移籍の理由を訊かれると、こう語っている。
「やっぱりサッカー選手である以上、試合に出ないと評価されることはないと、自分の中であった。それはみんなが思っていることだと思うので、そこが一番大きかったかなと思う。自分の目標である海外挑戦だったり、年齢を考えた時に、このままだと厳しいというのがあって。ムツ君(加藤陸次樹)やはやお君(川辺駿)など、仲良い選手には相談したけど、迷った結果移籍するという形になった」
出場機会を求めての移籍に、加藤兄弟は「誰もが分かってくれる決断」「(満田の決断を)尊重したい」などと理解を示しているが、「シーズン始まって、試合そんなに出ていない割に、動きキレキレだね」と新天地でのパフォーマンスを称えると、満田は「正直、めちゃくちゃきつい。足はつっていない。乳酸はたまる。(試合に出ていないと、)感覚を戻すのが難しい」と、移籍直前までしばらく出場機会がなかったことによるコンディション調整等の難しさについて語っている。
現在25歳の満田は、広島の下部組織、流通経済大学を経て、2022年から広島のトップチームでプレー。2024シーズンはJ1リーグ35試合の出場で3ゴールを挙げた。しかし、2025シーズンはMF中島洋太朗らの台頭もあり、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)1試合の出場にとどまっていた。