
サッカー日本代表は、3月25日に2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選でホームにサウジアラビア代表を迎えたが、0-0の引き分けに終わった。前節20日にバーレーン代表を破った(2-0)勢いはなく、単調な攻撃を繰り返した。
海外組の多いメンバーに疲れが見えていたのは明らかであり、また、20日にW杯最終予選突破を決め、気持ちが緩んだと言われても仕方のない中身のない試合となった。ホームでのスコアレスドローにサポーターの不満は噴出している。
ネット上では「守り固めてる相手に、FW前田大然(セルティック)とかFW古橋亨梧(スタッド・レンヌ)とか意味わからん」「FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)やろ、普通は」と、攻撃陣の選択に対する疑問の声も届けられた。
また、日本代表には選出されていないFW鈴木優磨(鹿島アントラーズ)を求める声も上がっている。「FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)とか鈴木みたいなのがベストなんだが、2人共ポイチ(森保一監督)と合わないのが致命的」「熱いやつがいない。FW本田圭佑(無所属)や鈴木みたいな気持ち見せてくれるFWがほしい」と、得点力と“気迫”を兼ね備えたタイプを待望する声もあった。
また、森保一監督が「優先順位の順に選手を使っているだけ」と冷ややかな意見や、ボールを保持するだけでゴールに迫れない単調な攻撃に、「やはりガチガチに引かれた相手に勝てないのか」「ゲームスピードにこだわりすぎていて組み立てる選手が足りない」といった戦術への指摘も相次いだ。
DF高井幸大(川崎フロンターレ)のプレーには一定の評価もあったが、それを上回るのは全体的な“物足りなさ”に対する不満だった。「パッションが感じられない」「つまらない」という声の背景には、W杯で優勝を掲げる日本代表に対する熱量の欠如への失望がある。期待が大きいからこそ、ファンの目は厳しいのかもしれない。