今回注目されるのは、イスラエルが、アメリカに追随する意図であるのか、反対票を投じたことだ。常にイスラエルを擁護する投票行動をする太平洋島しょ国の中からマーシャル諸島とパラオが追随した。

やはりアメリカに追随したと思われるのが現在アメリカの財政支援でケニアを中心とした国際部隊を受け入れているハイチである。欧州の大勢と明確に異なる立場をとり続けているハンガリーも、反対票を投じた。

安保理決議と総会決議を合わせて見て整理できるのは、アメリカのロシア・ウクライナ戦争の停戦に向けた交渉努力は、国際社会の広範な支持を得ている、ということだろう。 日本のメディアのバラエティ番組などに出てくる「識者」のトランプ嘲笑だけを見て、国際情勢を理解して気持ちに浸るのは、危険である。

「篠田英朗国際情勢分析チャンネル」(ニコニコチャンネルプラス)で、月2回の頻度で、国際情勢の分析を行っています。