クリスティアン・ロメロ 写真:Getty Images

 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16で敗退。しかし、ラ・リーガでは首位のバルセロナ(スペイン1部)と4ポイント差の3位に位置しており、コパ・デル・レイでは準決勝まで勝ち進んでいる。

 まだタイトル獲得の可能性を残しているなかで、スペイン『レレボ』によれば、アトレティコは元スペイン代表DFセサル・アスピリクエタの契約満了が迫っていることから今夏に新たなセンターバックを探しているという。そして、トッテナム・ホットスパー(イングランド1部)に所属するアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロ(26)の獲得を夢見ているという。

 下部組織からプレーしたベルグラーノ(アルゼンチン1部)でプロキャリアをスタートさせたロメロは、イタリア複数クラブでのプレーを経て、2021年夏にトッテナム入り。対人守備の強さとボール奪取能力の高さを武器に今季は負傷離脱がありながらもここまでのプレミアリーグ14試合に出場している。

 現時点でアトレティコはまだ本格的な交渉を行なっていないものの、クラブの哲学にピッタリだと考えているアルゼンチン代表DFの代理人と接触したとのこと。また、同選手は今夏に将来について真剣に考える予定のようだ。

 ただ、トッテナムのダニエル・レビー会長は放出に関して常に強気であることが有名であり、アトレティコ側にとっては簡単なオペレーションではないようだ。アトレティコにはデイエゴ・シメオネ監督を含めて多くのアルゼンチン人選手が在籍しているなかで、ロメロの獲得に漕ぎ着けることはできるのだろうか。