日本代表 写真:Getty Images

 日本代表は3月25日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、サウジアラビア代表に0-0で引き分け。北中米W杯グループステージの組み合わせに関わるポット分けで、ポット2入りが有力視されているが、サウジアラビア戦での結果がFIFAランキングに及ぼす影響は小さいという。

 2025年3月の国際Aマッチデー前の時点で、FIFAランキング15位である日本。サッカーサイト『フッティー・ランキング』によると、日本はバーレーン戦での勝利により、5.32ポイントを加算したものの、サウジアラビア戦での引き分けにより5.44ポイント減少。総ポイント1652.67であり、順位に変動はないという。

 一方で、日本から7.31ポイント差の16位であるアメリカ代表は、3月開催のCONCACAFネーションズリーグでFIFAランキングで格下のパナア、カナダに敗北。ポイントを大幅に減らしており、FIFAランキングで日本を抜く可能性はゼロとみられる。

 また、日本から15.54ポイント差の17位セネガル代表は、W杯アフリカ予選で格下のスーダン相手に引き分け。26日開催のトーゴ戦で勝利したとしても、ポイントで日本を上回る可能性は低いとみられる。

 なお、北中米W杯では出場枠が「48」に拡大され、1ポットあたり12チームという構成に。ポット1入り内定の開催国アメリカ、メキシコ、カナダがいずれも2桁順位であること等を踏まえると、ランキング上位23か国がいずれもW杯本大会に出場する場合、ポット2入りの目安はランキング23位以上10位以下と考えられる。

 ポット2入りの可能性を少しでも高めるために、サウジアラビア戦で勝利を掴みたかった日本。FIFAランキングの変動はないとみられるが、3月にW杯予選が開幕した欧州勢の追い上げも考慮すると、今後ポイント加算のチャンスを逃したことによる影響が出てくるかもしれない。